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「おは~!!てかこんな朝早くから学校とかダルくね?てかお前制服似合わね…」となんかハイテンションな奴。俺の親友「雄太」。
こいつとは昔からのバカ友達。よく二人で悪さしては怒られてたよ。
「うるさいな~。僕だって似合わないことくらい分かってるよ。はぁ…緊張してきた…」となんかショボい奴。親友「喜成」
こいつはマンションが同じなのがきっかけで、仲良くなったゲーム仲間。
「てかこの首んとこに引っ掛けるやつうざくね?」
「てか雄太君テンション高過ぎだよ…」
「てかお前喋れよ!」
あっ、突っ込まれた。
小学校卒業後、長い休みを満喫してた俺は、久しぶりの早起きでテンション下がりまくりだった。
そう、今日は中学の入学式。期待と不安でどうのこうのとかは一切なく、まだ顔も知らぬ校長の長話を想像し、鬱になっていた…。
「とりあえず落ち着け。俺はマジで眠いんだ…。」
「てか入学式って何すんの?マジたるそうじゃね?」
いやお前話聞けよ。
まあ噛み合わないテンションのまま学校に到着。
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