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「ごめんねぇ、
俺お仕事中なんだ。」
「そんなの関係ないだろ!」
言い終わるか
言い終わらないかの内に
被せられた声に
宏太は溜め息を付く。
ふん、と怒る涼介に
優しい言葉をかける雄也を見て
宏太はもう無理だ、と
席を立った。
作業中の書類と資料を抱えて
みんなが寛ぐソファを
通り過ぎる。
「そのソファ、
4人しか座れないし。」
ぱたん、と
生徒会室を出た宏太は
1人小さく呟いた。
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