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「2人ともお疲れ様。
一度休憩して
お茶でも飲もうか」
柔らかい声色に
2人が顔を上げると
湯気のあがるティーカップを
ゆっくり運ぶ、
副委員長高木雄也の姿があった
「わぁい!
俺雄也の淹れる紅茶大好き!」
真っ先に飛び付いた宏太に
ふっと笑いをこぼした雄也は
向かいのソファーに腰を下ろした
「龍もこっちおいでよー」
紅茶の注がれたティーカップを
指で持ちながら
デスクに向かっていた書記
森本龍太郎に宏太が声をかける
「…うん、」
仕事を中断し龍太郎が
ゆっくりこちらに来たのを見て
生徒会メンバーの
お茶会の始まりである
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