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摂食障害とは「病気」です。
それも非常にやっかいな類のもので、長期間に渡り患者を蝕み続ける、悪魔のような病気である事を深く念頭に入れるべきです。
加えて中毒性並びに依存性が強く、専門の医療機関に通おうが必ずしも完治できる訳ではない特殊な病気です。
また、慢性化すれば様々な合併症をも引き起こし、更に患者を苦しみのドン底に誘う生地獄の様な病気です。
しかし発症する事が非常に容易な病気でもあり、その裏表がまさに悪魔なのです。
特に美食豊食と持て囃される現代の日本では、誰もが陥る可能性のある病気ではないでしょうか。
報道メディアやネットワークの発達に伴い、グルメ関連のテレビ番組や雑誌等が日本中至る処で散乱し、情報で溢れ返っています。
二十四時間営業のコンビニエンスストアでは、いつでも即席の食べ物が入手可能です。
最高の環境でありながら最悪な環境とも言える現代の日本。特に摂食障害者の潜在率が高いと言われる女子高生の間では、五十人に一人の割合で発症しているとの統計もあるそうです。
では摂食障害から身を守る為にはどの様な措置が必要か?
それは、ご自身の自制心と賢明な判断力を持つ事です。
次に、摂食障害から抜け出す為には何が必要か?
私はそれを本書から学び取って頂きたいのです。
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