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摂食障害とは完治できる病気です。
その地獄から必ず抜け出せるのです。
無限の苦しみだと感じるでしょうが、抜け出せる日は必ず来ます。
そして私から摂食障害患者様に提言できる言葉が一つあります。
それは
「体重計を棄てなさい」ということ。
但し誤認してはなりません。
只、行為として捨てる事ではないのです。
実質的に体重計を棄てるのです。
あなたは毎日毎日、体重計に乗っては一喜一憂していませんか?
あなたは毎日毎日、メジャーでウェストや太股、二の腕や脹ら脛を測定しては一喜一憂していませんか?
毎日毎日、鏡と向き合い顔から全身にかけてを隈無くチェックしていませんか?
その行為は傍から見れば非常に馬鹿げていますが、摂食障害者にすればそれが全てです。
つまり生きる意味の全てなのです。
その負とも言える心理を根底から棄てなければなりません。
何故なら「もっと痩せたい、絶対に太りたくない」と願うその負の心理が大きく病気に影響している事は間違いないからです。
しかし、負の心理一因だけが原因であるかと言われれば、それは違います。
もう一つ重大な要因があり、その要因に気づいているのであれば、摂食障害を完全克服する日はすぐ目前に迫っていると言及できるでしょう。
本書はそのもう一つの重大な要因について、摂食障害を知る上では一番の要点(キーポイント)と捉える考え方を提案した摂食障害についてのエッセイになります。
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