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そして本書は医学に基づいた治療書ではありません。
発症から十四年を掛けてようやく完治した、筆者の体験に基づく
「摂食障害を完全克服する為の指南書」です。
それに当たり、本書は読者様に対し問い掛ける文面を多く取るつもりです。
何故なら摂食障害を患う方々に、ご自身で貴答を思索して頂きたいからです。
・どうして自分はこうなったのか
・自分の現状はどうなのか
・現状を打開する為にはどうすれば良いのか
この三点の答えを自らで導き出さなくてはなりません。
でないと真の完治は有り得ないのです。
私が過ごした十四年間というものは、拒食と過食及び過食嘔吐も経験し、それはそれは壮絶な日々でありました。
しかし病院に通う事は一度もなく、自らの力で克服する事ができたのです。
その理由は本書を読み進めて頂ければ自ずと理解できる筈ですし、克服する為には理解しなければなりません。
私ができた事です。
あなたにも必ずできる筈です。
今も尚、摂食障害に苦しんで居られる方が一人でも救われる事を祈りつつ執筆すると共に、患者様は勿論、その御家族の方にもご覧頂きたく願います。
諦めないで、ご自身で健康という未来を掴み取って下さい。
必ず明るい未来があなたを迎えてくれるでしょう。
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