1.はじめに

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【捕捉注意書き】  別章にて触れるつもりでしたが、敢えて最初に注意書きとして記述致します。 「医療機関に掛かった事が一度もなく、摂食障害と診断されてはいないが、摂食障害の疑いがある」方。 その中で 「痩せへの願望がなく、意に反して食べ物を嘔吐してしまう、または食欲がない」 この症状がある方は今すぐに医療機関(できるだけ大規模な総合病院)へ受診して下さい。 胃癌の可能性があります。  私の親戚(女性)はこの症状を患い、初期の段階では御家族に摂食障害を疑われていました。 それから半年後にようやく受診し胃癌だと診断されたのです。 その僅か半年後、已む無く三十五歳の若さでこの世を去りました。 胃癌とは、症状が現れた時点で既に手遅れの場合が多いそうですが、若さ故に進行の早さも一因としてありました。 しかし、安易に周囲が摂食障害だと決めつけた事も彼女の死を早めたのです。  摂食障害は、現在では知名度が高く顕著に症状として現れる為、無知ならば摂食障害だと誤判する場合もあるでしょう。 しかし、周囲の判断や自己の判断を鵜呑みにして放っておく事は非常に危険です。  ご自身で摂食障害かどうか判断し兼ねる場合は、一度総合病院へ受診される事を強くお勧めします。 また、過食嘔吐の症状がある方もできれば一度、医療機関にて身体状態の検査を受ける事をお勧めします。
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