プロローグ

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なんでとか、言われても困るんだ。性分だからとしか言えない。 自由自在に泣ける。 そんなのは、見ていたらわかったし、なまくらより質が悪い鍍金。 「本気になることなんて、あるのかな…」 虚しい独り言は、タバコの煙と一緒に吐き出した。 俺の女性遍歴は、小学生に遡る。 何かと御姉様方に可愛がられてしまう存在? いるでしょ?ガキなのに大人の空気を持っているヤツ。 それが俺だった。
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