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『Monster or aliveの世界に闊歩するモンスター達にはレベル、体力、魔力、各種耐久値、特性が設定されています。そして、モンスターを狩る貴方達には職業が設定され、それに応じた特性が設定されます。』
機械的な女性の声が響き渡り、目の前に簡易的な画像が浮かび上がった。
モンスター達の頭の上には名前、体力、レベルが表示されていて、それと対峙する見知らぬ人達の頭の上には職業、レベルが表示されている。
『職業は途中で変更可能ですが、職業レベルが一定に達する事で解放される職業もあります。
先ずは初期設定です。職業は何にしますか?』
画像が切り替わり、見やすく整理された職業一覧が浮かび上がった。
【魔法使い】、【剣士】、【銃使い】、【モンスター使い】等の一般的な職業から【暗殺者】、【鍛冶屋】、【商人】、【悪魔】等の色々と微妙な職業まで多種多様だ。
その中から俺は魔法使いを選択した。
『魔法使い。多種多様な魔法を操って援護から治療、攻撃や補助までこなす職業です。しかし他の職業と違って魔法は各々覚えなければなりません。魔力がなくなると邪魔になるという点も弱点です。
魔法使いに決定しますか?』
切り替わった画面の[はい]を選択すると、前方に光が現れた。
『向こう側に着いた時、貴方は魔法使いです。では、いってらっしゃい!』
そして画面は消え、案内役の声も聞こえなくなった。
少しドキドキしながら光に向かって歩き、計画を建てる。
先ずは他の人と合流して、それから状況に応じて衣食住を整える。
準備が整ったら親友探し。
きっと直ぐ見つかる。あいつは主人公みたいな奴だからな。
そして俺は、光の向こう側に足を踏み出した。
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