第1章 無関心な毎日

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夕暮れの教室。 夕日がちょうどまっすぐ見える位置、そこが俺のお気に入りの場所。 下校時間をすぎた時間に1人残りボーッとグラウンドで練習している部活を見てため息をつく 「・・・あの夢・・・」 なんにも、興味なかったのに、全く、無関心だったのに。 最近ずっと見続けるあの夢。 「・・・別に、分らないほうがいいんだけどな。」 だって、その方がずっと悩めて、考えることができて、楽だから。 他のやつと喋るなんて、めんどくさいし。 俺を見て、苦手な高い女子の声、ぶつぶつ文句を言う男子の声。 ・・・もう、他のやつと関わっていくなんて、うんざりなんだよ。 「・・・っと、またいたのか?そろそろ帰れ。」 「・・・はい。」 見回りの教師に声をかけられ、ガタッと、立ち上がり、歩き出す・・・。
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