第1章 無関心な毎日

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・・・嘘、だろ・・・?・・・そうだよ、猫が喋れるわけ・・・。 「いやいやいや、いい加減現実逃避やめてよ、空しくなってくるからー。」 「・・・なんで、喋れるんだ?」 「んー、面倒だからとりあえず、家に連れてってよ~。おなかすいたし。」 何だコイツ。偉そうに。猫の癖に図々しい。 「主さ~ん、顔に出てるよ、図々しいって。」 「・・・わかるなら帰ってからちゃんと説明しろよ。」 「おっ連れて行ってくれるんだ?」 「・・・来ないなら置いていく。」 「にゃ!?ま、待ってよ主さん!」 スタスタと歩いていく俺の後に慌ててついてくる喋る変な黒猫。 ・・・何かが始まるような、気がした。
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