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「ちょっ、二人とも!」
そんな核爆弾にも相当する発言に誰よりも驚愕したのは慎自身だった。
顔を真っ赤に染め、ヒートアップした口論に歯止めをかけるべく間に入ろうとする。
しかし、
「はっ!私なら慎の○○○を私の○○○ですんなり受け入れられるわ!痛みだって快感に変えられる自信もある!」
「だったら私は道具でもなんでもござれだわ!あらゆるプレイに適応して慎くんの欲望を満たしてみせる!」
「私なんか○○○にも○○○にも○○○を入れて、その上○○○も出来るよ!サドでもマゾでもシンくん好みの女になるんだから。たとえシンくん専用の奴隷でも私は満足!」
上から順に、沙希、漆、楓と続くが、今更そんなことはどうでもいい。
今はただ、
「うぉぉぉおおお!これ以上口を開くなぁぁぁあああ!この恥女共ぉぉぉおおお!」
話が飛躍し、論点が逸脱し、収拾のつかない状態に陥っていた。
女性不信なりそうなほど追い込まれていた。
そんな卑猥に満ちた空間を呆然と見つめる一行はといえば、
「ふ、不潔不潔不潔不潔!卑猥卑猥卑猥卑猥!不純不純不純不純!最低最低最低最低!」
「禁止用語が飛び交ってるわね......ある意味で爽快まで感じる」
「うぬっ、いかん、いかんですぞこの会話は......婦女子のあられもない口喧嘩の域を遥かに越えている。紳士的に耳を塞ぐのが適切な判断だと決定────煩悩退散煩悩退散煩悩退散煩悩退散煩悩退散煩悩退散」
アリアスに鈴、最後に斗真までもが耳まで真っ赤にして反応していた。
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