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「…もっと…もっと…血を浴びたい。」
戸惑いから油断をしていた私は、物陰から現れた人物と振り下ろされた白刃に気づかなかった。
彩(まずい!)
思わず目を瞑った時、よく知った刃がそれを受け止めた。
沖「油断禁物だよ?」
彩「…すいません。」
つぅ…と額に汗がつたう。
彩(……危ない!)
沖田さんの背後で何かが動いた。
汗を拭うのもせず、私は刀をソレに向かって投げる。
そして、ソレは小さな声をあげて倒れた。
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