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「キャー!!!なにこの神聖魚?」 うわっ!?ビックリした、頭の上からいきなり若い女性の声が降ってきた。 しかも日本語ではないのに言葉を理解することが出来た。 女神とは日本語で会話していたので違和感がハンパない。 「おじさん、こんな色の神聖魚を初めて見たわ本当に綺麗ねぇ」 ん?他の金魚と私は色が違うの? 残念ながらどんなに頑張っても自分の体を見る事はできなかった。 「おじさん、餌をやってみて良い?」 そういえば、お腹すいた。 昨日から何も食べてないよ。 サッサと落とされた金魚の餌を一口パクリ 「ждю…生臭っ!苦っ!!ゲロまずぃぃ」 口のなかが痛いよ痺れた。 『味覚は人間じゃから、そうなるじゃの』 何だか楽しそうな女神の声にムカついた。 だいたい金魚に味覚ってなに? 金魚に歯とか舌があるの?想像すると気持ち悪いよ………
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