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「杏里ー!受かった!!受かってた!」
私、倉瀬 舞七 -クラセ マイナ-(18)は嬉しいことに推薦で第一志望の大学に合格した。
すぐさま親友の杏里の家に押し掛け報告した。
「おめでとう!良かったやん♪
ついに念願の"しんちゃん"やな^^」
野崎 杏里 -ノザキ アンリ-(18)
私の大親友である。
彼女が言った"しんちゃん"とは
今や国民的アニメの
「クレ〇ンしんちゃん」のことだ。
私は筋金入りのしんちゃんファンで、春日部に住みたいが為に埼玉の大学を受験したと言っても
過言ではない。
そんな動機不純な志望動機ながらも喜ぶ私を杏里は母親の様な眼差しで見つめていた。
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