56人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
あ゛~っもう!いつまでベラベラ喋ってやがんだよ!
「祐希うるさいッ!俺も確かに、確かにリボーンが大好きだけど三時間ぶっ通しはキツイわ!」
「いーじゃんもっと聞いてよぉ~リボーンは最ッ高なんだからさっ!」
こいつがリボーンの話をし始めて早三時間が立ったが、一向に話をやめる気配が無いために終わりを切り出す
だがしかし、まだ喋り足りない!と目を輝かせている…一体いつまで喋るつもりだったんだよこいつは
「トリップ小説の方も好きだけどね、俺は」
と、何気に溢すと更に目を輝かせて言い放つ
「とどのつまり、リボーンは最・高☆って事でしょ?」
「うっざぁっ!」
「きゃ~っ!!あたしのガラスのハートがブロークンッ☆」
「帰る」
星を多様し出した祐希に多少のウザさを感じ出したのもあるが、外が暗くなって来ているのを見て立ち上がる
「そんなぁッせめてリボーンの一巻でも借りてって!」
今現在の状況報告、祐希に抱き着かれてます
……あ~祐希ってのはリボーンを馬鹿みたいに溺愛してるんだよ
一応こんなでも親友だ
「じゃあ俺、帰っから」
「じゃあ、空が漫画持って無いのって十巻からだよね?と、言う事で十一巻で!」
はいっ!と、とても嬉しそうな顔でリボーンの十一巻を俺に手渡してきた
この一瞬でどっから出した←
「ほんっとに好きだね~ま、俺も大概好きだし…別に良いけどさ、話長いのだけはなんとかしてよ?」
「へいへい」
軽く解ってるって、と言わんばかりの顔をして返事をする祐希
「へいは一回!」
「じゃあはいは?」
「どっちも一回じゃボケェ!手間取らせんなリボーン馬鹿!」
「空ヒドッ!…ってか女の子なんだから、せめてあたしにしなよね?まぁ俺っ子何て可愛いから許すけど!」
俺はその一言を無視し、祐希の家を出た
最初のコメントを投稿しよう!