Chapter 20

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「今日の事、大丈夫なの?」 「圭にあんな事をしていたなんて知らなかったから我慢していたが、圭がどれだけ苦しんでいるかを考えたら黙ってはいられないだろう。覚悟の上だったさ。最終的には鳥居先生に救われたがな」 「清ちゃんに?」 「ああ。鳥居先生が呼んだ人な。彼女の親族より立場が上の人なんだ。お陰様で、覚悟をしなくちゃならなくなったのは彼女の方。とんだ逆転ホームランだったな」 聞けば、医学部長さんは病院長ととっても仲良しなのだそうな。 なので、今後は大学の医学部内と病院の両方で安泰……という事になる。 ひょんな事で、大嵐は綺麗サッパリ去ってしまった。 どれもこれも、清ちゃんのお陰。
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