Chapter 1

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「もう無いな?」 「うん無い」 今は。 今使っているゴミ袋は今日で一杯になるけども。 「じゃあ行ってくる」 「あ、京介っ」 玄関を出かかった京介のスーツの背中を掴んで引っ張る。 「……何だ?」 「帰りにゴミ袋と絆創膏買ってきて!」 京介はドアを閉め、再び玄関に鞄を置いた。 ……何か言われそうな雲行き。 「何でウチはそんなにゴミが出るんだ?」 「何でだろうね?」
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