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そうして再度頭を下げた司達に対し、静まり返った室内でパチパチと小さな拍手が聞こえた
驚いて顔を上げると、総隊長が優しい眼差しで手を叩いていた。思わず涙ぐむ四人に、拍手の輪が徐々に広がりやがて体育館中が拍手に包まれ……………………………………る訳はなく、脱退した生徒からの厳しい声がした
「口先だけならなんとでも言えるでしょう。仮に本当に反省されたとしても、今までが今までですから、そう簡単に許す事はできません。それでも頑張るというならば、どうぞご自由に………」
否定とも肯定とも言えない言葉だったが、話を聞いて貰えたという事が四人の励みになった
秘「感動している所申し訳ないのですが、結局リコールは受け入れるという事で宜しいのですね?でしたら、この場で後任の生徒会役員を指名させて頂きたいのですが?」
言葉も無く立ちすくんでいた四人の後ろから、秘書が淡々と話し掛けてきた
司「あ、あぁ。もう後任が決まっていたのか…?」
秘「えぇ。リコール運動が始まった時点で。もし貴方達が反抗していても理事長権限で辞めさせれば問題ないですから。生徒から信頼を得られない生徒会など必要ない、というのが理事長のお考えですので」
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