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「奢ってくれるの?」
「何が食べたい?」
…ん~っと。
「中華っ」
「はい、決まり」
自然と顔が綻んでニタニタしちゃう。
「何?そんなに中華が食べたかったの?」
あまりのニタニタぶりに、修ちゃんは私の顔を覗きこんでそんなことを言う。
中華が食べたいんじゃない。
修ちゃんとご飯が食べたかったの。
なんて言えたら、この恋は苦労しない。
でも、従妹という特権も利用しないと報われないから。
今日はお母さんに感謝。
急に機嫌を良くした私に、修ちゃんは頭をなでなでして。
こんなところは、いつまでも子供扱いで悔しい。
いつになったら私のことを女として見てくれるんだろう。
それともやっぱり一生ないのかな…。
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