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「あー…、ほらもうすぐ私の誕生日でしょ。だから…」
「もらったんだ」
歯切れの悪い私に、修ちゃんは無表情。
「んで、誰?会社の人?」
何だか今日はやけにしつこく聞いてくる。
「どうなんだ?」って目が語ってる。
「もしかして…、笛吹?」
──なんでわかるの?
修ちゃんと目が合って。
……降参。
かおるさんも修ちゃんも、なんて勘がいいんだろう。
「…誕生日プレゼントなら、もっとマシなもんくれたらいいのに」
しかもかおるさんと同じことを言うから、思わず苦笑いが出た。
「新人指導係からって言ってたから、大した意味はないと思うけど」
修ちゃんはブルマンの袋を私に突き返しながら、
「ホントにそう思ってるの?」
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