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ケラケラ笑って流される。
私はそんな修ちゃんに不機嫌になりながらソファに沈み込んだ。
…そう。
修ちゃんに特定の彼女がいたら、私の恋も終わる。
彼に彼女ができるまでは、私も作らないって決めてるんだ。
これは、諦めの悪い私の賭けだから。
なのに、気配すら感じさせないから、なかなかこの賭けは終わらない。
「花」
「なに?」
私を呼ぶ声が真剣だからつい身構えた。
「背中の傷……」
「えっ?」
「やっぱり、背中の傷が原因?」
思わず修ちゃんの顔を見上げてしまった。
傷のことを彼の口から聞くのは初めてだったから。
「ち、違うよ」
これは半分ウソ。
でも、肯定したら修ちゃんが気にするから絶対言わない。
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