弱音を吐けるのは

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昼休み。綱吉は雲雀によって応接室まで来るようにと呼び出された。 それは二人にとって久しぶりの逢瀬になる。 久しぶりというのも、雲雀から連絡しても綱吉に全く音沙汰がなかったからである。 メールを送っても返事は返って来ず、電話したら留守番電話サービスに繋がる。 雲雀でなくても誰もが拒否されていると感づいてしまうだろう。 一体どういうつもりなのかと綱吉本人に直接会って問い質しい。 だが学校でも獄寺や山本達と常に一緒でなかなか機会に恵まれない。 そこで雲雀は最終手段として校内放送を利用したのだ。 .
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