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「はあ。記録係めんど。しかも1人か。」
私は校門の所にある
岩影で、暑い日差し
をさけ、休んでいた。
だだだだだだっ
「んっ?なに?」
だだだだだだっ
バシッ
岩の後ろから
ものすごく痛そうな
音がした。
遅刻か。
私は携帯の時計を
みてから、
スッと岩影から出た。
「1分の遅刻です。あなた名前は?」
『げっ1分でもだめなのかぁ~。細け~。』
ムカッ!!
名前きいてるんだけど!!
私はおもいっきり
男を睨み付けた。
男は汗を拭い、こちらに
気付くと、ビクッと
肩がはねた。
私はわざとらしく
「名前は?」
と、少し怒った口調で
言った。
『み、宮垣龍斗。』
男は少し冷や汗を
流しそう言った。
…………んっ?
今なんて?
宮垣龍斗~!?
私は思わず口に出して
しまった。
「宮垣龍斗…あなたが?」
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