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そんなうやむやな気持ちのまま試験を受けても、いい結果が出るはずなど到底なく、両親たちはまた私を冷たい目でみた。
けっきょく、結果、結果、…うるさい。
そして何となくな日々は過ぎていき、国立の前期試験を終えたころ、私はふと思いついた。
そうだ、小説を書こう。
それからというものの、私は狂ったように毎日毎日書きつづけた。
日記帳はいつしか小説のネタ帳と化した。
親に反対されたとはいえ、それを手放すと決めたのは自分だ。
それがどうしても、逆らえないことであったとしても。
私は、後悔することを、後悔しない。
そして今度こそは、誰が何といおうと諦めないと決めた。
もう一度受験を終えたら、今度こそは、好きなことを勉強しよう。
夢のつづきを、描くんだ--…
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