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('A`)「……………」
女の子の後ろに立ち、ハサミを構えるドクオ。
それを女の子はまるで気付いてはいない。
('A`)「…………オラッ!!」
シャキン
ハサミの刃同士が重なる音が響く。
バサッ
*(‘‘)*
('A`)「………ふぅ、終了」
鏡には綺麗にカットされた女の子がちょこんと座っていた。
*(‘‘)*「ママー可愛い?」
('、`*川「すごい可愛いわよー良かったわね、ヘリカル」
女の子は母親に抱きついて嬉しそうに笑い、母親は優しい微笑みを浮かべる。
('、`*川「ありがとうございました、ドクオさん」
('A`)「うぃーす、またどうぞー」
*(‘‘)*「ドクオのおじちゃんー!!またねー!!」
女の子はドクオに向かって手を振ってドアが閉まる。
ドアが閉まった時に鳴るベルの音が店内に広がる。
('A`)「…………」
しかし、ドクオはその女の子の笑顔に上手く応えることが出来なかった。
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