歌うこと

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そこで歌は途切れてしまった。 いつもは、自分と正反対な他人の詩を書いてたはずなのに。 自分と全く同じ人の詩なんて、聞きたくない。 まだ書き途中の紙をビリビリに破って捨てようとした。 でも、その前に何者かによって、その紙は奪い取られてしまった。 「何、今の」 ビックリしたけど、声を出すことなく振り向いたら見知らぬ男が立っている。 僕の部屋に、なんで見知らぬ男が立ってるの……?
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