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とうとうバレンタインが来ましたわ。
皆様浮き足立ってますわね。
私も今日は翔さんに気持ちを伝えようと思ってますの♪
「おー愛華、今日はまっすぐ帰るのか?」
「翔さん。えぇこのまま帰るつもりでしたわ」
「じゃあ途中まで一緒に帰ろうぜ!」
「はい。私は構いませんわ」
―帰り道―
「愛華ってさ、好きな奴とか居ないの?ほら今日バレンタインじゃん」
「そうですね。……居ますわ」
「えっ居るの?じゃあ今日渡したとか?」
「いいえ、まだ渡していませんわ」
「えっ愛華帰っちゃっていいのか?」
「はい。大丈夫です」
「ちなみに…誰なんだ?」
「それは…」
「あっ悪ぃ、別に言いたくなかったらいいからな」
「いえ、言いますわ。私が好きなのは、翔さんです」
「えっ…俺?」
「はい。翔さんですわ。前から好きでしたの。返事は急いでいませんから」
「あっうん……」
「急に驚かせてすいません。けどチョコは受け取ってくださいね!」
「あっ…おう、ありがとう」
「ではまた。さようなら」
「これ、どうしたらいいんだ?
ドッキリか?」
―…一人残された翔は少しの間その場から動けなかったとか…―
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