シーン1「クリスマス」中谷愛沙の場合

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(あぁクリスマスってなんなのよ。みんなみんなイチャイチャしちゃってさ。ほんとムカつく!今年もいつものメンバーと一緒なんてつまんないじゃない!) 「でも、どうせだし普段のお礼にプレゼントでも買っていくかな…」 ―……かれこれ数時間後……― 「まぁこんなものでしょっ♪」 今からうちに来て!と二人にメールをすれば完了。急いで家に帰って後は待つだけ! どうせあの二人だって暇してるわ! ―ピンポーン 「はぁ~い」 「斉藤です」 「入っていいわよ!」 「「おじゃまします」」 「あれ?翔も一緒だったのね」 「えぇ、途中で合流しまして」 「あぁそう、まぁいいわ。今年も同じメンバーだけどパーティー盛り上がるわよ♪」 「はい♪」 「おう!」 ―パーティーも盛り上がり気づけば9時― 「やべっ結構時間回ってるぞ」 「あら、ほんとですわ」 「そろそろ帰るか?」 「そうですね、楽しかったですわ♪」 「じゃあ今度会うのは、初詣の頃ね!」 「そうだな、じゃあまた」 「またこんど♪おやすみなさい」 二人を見送って何かを忘れているような気がした… あっプレゼント渡し忘れてたわ! 今ならまだ近くに居るはず! 「二人ともちょっと待って!」 「「!?」」 「これ!あげるわ。ちょっと買い物に行って暇だったから買っただけだからね!日頃のお礼とか、そんなのじゃないから!」 「あら、ありがとうございます♪」 「ありがとうな」 二人は全てを見透かしているかのように、笑いあいながら帰っていった。 その様子を不思議そうに見る愛沙だった。
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