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(あぁクリスマスってなんなのよ。みんなみんなイチャイチャしちゃってさ。ほんとムカつく!今年もいつものメンバーと一緒なんてつまんないじゃない!)
「でも、どうせだし普段のお礼にプレゼントでも買っていくかな…」
―……かれこれ数時間後……―
「まぁこんなものでしょっ♪」
今からうちに来て!と二人にメールをすれば完了。急いで家に帰って後は待つだけ!
どうせあの二人だって暇してるわ!
―ピンポーン
「はぁ~い」
「斉藤です」
「入っていいわよ!」
「「おじゃまします」」
「あれ?翔も一緒だったのね」
「えぇ、途中で合流しまして」
「あぁそう、まぁいいわ。今年も同じメンバーだけどパーティー盛り上がるわよ♪」
「はい♪」 「おう!」
―パーティーも盛り上がり気づけば9時―
「やべっ結構時間回ってるぞ」
「あら、ほんとですわ」
「そろそろ帰るか?」
「そうですね、楽しかったですわ♪」
「じゃあ今度会うのは、初詣の頃ね!」
「そうだな、じゃあまた」
「またこんど♪おやすみなさい」
二人を見送って何かを忘れているような気がした…
あっプレゼント渡し忘れてたわ!
今ならまだ近くに居るはず!
「二人ともちょっと待って!」
「「!?」」
「これ!あげるわ。ちょっと買い物に行って暇だったから買っただけだからね!日頃のお礼とか、そんなのじゃないから!」
「あら、ありがとうございます♪」
「ありがとうな」
二人は全てを見透かしているかのように、笑いあいながら帰っていった。
その様子を不思議そうに見る愛沙だった。
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