120人が本棚に入れています
本棚に追加
「…よかった。もう面会の時間が過ぎてますよ」
…窓を見ると夜になっていた。
「えっ!すみません!今は何時ですか!?」
看護婦は腕時計を確認し、
「夜19時ちょうどになるわね」
「ああ!遅刻しちゃう!!ありがとうございました!」
勢いに頭を下げ、急いで病院を出た。
看護婦は呆然していたが、優しく微笑み、眠っている母親を見て静かに病室を出て行った。
-居酒屋-
「はぁはぁ!美奈世…どこにいるの…?」
息を切らしながら、美奈世がいる場所を捜す流夏。
最初のコメントを投稿しよう!