120人が本棚に入れています
本棚に追加
…黒ぶち眼鏡をかけていてボロボロな服を着ている男性が立っていた。
『…あ、お母さんのおじいちゃん…?』
……わしは確かに蔵の中で死んだはずの紗茄に殺されたが…わしはまだ生きていた。
「…え?どういうこと?」
……蔵の中にある祠から水晶が出てきて、わしを護ってくれたからだ。
「…村人たちは…?」
…死んだ。水晶は蔵の中しか護ってくれない。本当は如月神社にある祠の中に水晶が祀っていたのだが…紗茄の体内に入り込み…如月村を護る意味がなくなったから。
「……じゃあ…貴方は…どうして…」
…今から話せば長くなるがいいか?
無言で頷く流夏。
最初のコメントを投稿しよう!