120人が本棚に入れています
本棚に追加
「…いや、来ないで!」
必死に走り出す。
………ザワザワザワ…………
紫色に変わっている村人たちも、誰かを捜しているかのように彷徨いていた。
「…嘘でしょ…?どこかに…遠回りしないと…」
キョロキョロと探している瞬間に…村人たちはすぐ、流夏を凝視してきた。
…イタゾ!!!ツカマエロ!!!!!!
追い掛けてきた。
「はぁはぁ!!!どこかに隠れる場所は…!」
……ピタッ…!
流夏は急に立ち止まった。
あそこに…狐面をしている少女が立っている。
「…お母さん…?」
最初のコメントを投稿しよう!