第10話 ~正体~

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………………… 無言で指を指す。 「…えっ?」 …マダ遠クハ行ッテナイハズダ!! 「…ヤバイ…早く隠れなきゃ…」 狐面をつけている少女はすでに消えていた。 流夏は急いで、井戸に隠れた。 …………ザワザワザワ……… ……………………… 「…ふぅ…見つからなくてよかった…先の女の子はお母さんなの…?それとも…」 フラりと立ち上がり、井戸の中を見た。 かなり深さだ。暗くて見えないけど、もし落ちたら死ぬだろう。
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