第10話 ~正体~

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-夜- …看護婦さんから夜食を持ってきてくれたが、流夏は激しい頭痛で食欲がなかった。 『…はぁ…ご飯を食べたいけど…頭の怪我が痛むからしょうがないよね…』 申し訳なさそうに夜食を食べないで…そのまま寝込んだ。 ………ガラッ!! ドアノックもなしに医者と看護婦が入ってきた。 『びっくりした…!何か?』 流夏は医者たちを怯えていた。 だって…普通は顔を見せてくるのに、、二人は下に俯いたままだから。 『…流夏さん。体調はどうですか…?』 声変わりで言ってくる看護婦。 『…あ、、うん…頭が…』 その瞬間に医者の手が動き出した。
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