第10話 ~正体~

17/31
前へ
/222ページ
次へ
『…具合が悪いってことかなぁああ!???』 白目を剥き出した医者が流夏に近づく。 『きゃあああ!!!』 後ずさりしたらベッドから落ち、尻餅をついた。 『…キヒヒ…怖がらなくてもいいのよ…?』 看護婦も白目を剥き出したまま、ヨダレを垂らしてきた。 『いやっ!来ないで!』 流夏と一緒に落ちてきた夜食を見ると…………ウジ虫がウジャウジャ湧いている…! 『…ひっ!!!!』 あの時…夜食を食べてたら…思い出すだけで吐き気がしてくる。 『…キヒヒ。夜食を食べなかったのは残念だよ…』 医者は笑いながら流夏に近づいた。
/222ページ

最初のコメントを投稿しよう!

120人が本棚に入れています
本棚に追加