120人が本棚に入れています
本棚に追加
…………ガタァン!!
木偶で作られた人形だった。それに母親も…。
『…嘘でしょ…?』
涙目になる流夏。
『…待てぇええ!!』
『…はっ!今は逃げないと…!』
頭を抱えながら、必死に走った。
どこかに隠れる場所は…
…文字がかすれて…読めないまま、あの部屋に入った。
『手術室』と…。
………バタン…!
急いで、テーブルでドアを塞いだ。
『…はぁはぁ…頭が痛い……』
視界がぼやけてきた…。
『…お母さん…美奈世…私…もうダメみたい…先、お母さんのおじいちゃんと約束したばかりなのに…』
涙を流しながら…目を閉じろうとした。
最初のコメントを投稿しよう!