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「……うん。」
…美奈世があんなに喜んでるのに、今更、断ったら…嫌われるよね…?
…流夏は小さい頃に知らない男性とついていった事がある。
母親が流夏を見つけ、強引に引き離し、男性をひっぱいたの覚えている。
無事に家に帰った後、母親は怖い顔で流夏の肩を掴み…殴られると思ったら…優しく抱き締めてくれた。
「…流夏…もうママを一人にしないで…」
…と涙を流しながら……
「…………流夏?流夏?何、ボーッとしてんの?成人式終わったよ?帰ろ」
美奈世が心配しながら流夏の肩を軽く揺らす。
「…あ、うん。考え事してたの。帰ろう」
無事に成人式が終わり、二人は食事会を参加しないまま家に帰る事にした。
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