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「初樹、頼めるかい?今にも暴れてしまいたい衝動に駈られるんだ」
「わかったよ」
僕は一歩下がり、初樹に前に出てもらう。
もちろん何があってもすぐに対応できる距離だ。
「私達は訳あって他の世界から来たの、ここに来た理由は特にないよ、迷ってただけ」
「他の世界だと?」
「うん、その世界にいる魔王にこっちに送られたの」
ウ詐欺達は集まってボソボソと話しあい、こっちをギョロリと見てくる。
「怪しい奴らめ!取っ捕まえろ!」
「ゴメン熊田、失敗しちゃった🎵」
「見ればわかるよ、さっさと逃げよう」
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