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翌朝父親は早くに部屋を出た
「フロントに鍵を返すだけでいいから。10時迄にチェックアウトすればいいよ。タクシーも頼んである。行き先は言わなくても、家に行くように伝えたから。お金ももう払ってあるよ」
そう言い残して
私はその言葉を聞いてから起き上がる
そして鏡をジッと見つめた
髪の毛、化粧、服装
派手にならないよう
清潔感があるように造り上げていく
自分の事をよく思っていない母親……
第一印象だけでも良くしていないと、追い出されちゃうかもしれない
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