モンスター
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どさりと倒れて動かなくなったヤツは、身体中のあちこちが焼け焦げていた。 目とか耳とかベロとかからはまだ煙が上がっている。 もう大丈夫。 ボクは涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながらまだいやいやを続けているよしえさんに歩み寄る。 よしえさんはまだ事態が理解出来ていないみたい。 ボクはボクの頬を濡らすヨダレを出し続けていた頭の上の蛭のようなベロを、よしえさんの鼻の穴へと伸ばした。 ぐりゅり。
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