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「うっ、くぅ……ふ」
泣くな。
私に泣く資格なんてない。
だってこれは、自分のせいだから。
自分が悪いから……
……そんな時、ガチャッと保健室のドアが開いた。
「……倫」
「……」
「何故、ここに?」と聞きたかったが、嗚咽が混じって上手く話せなかった。
倫は私の隣に座る。
「……そんなにショック?」
倫は先程までの冷ややかな目とは正反対の、優しい目で私を見つめた。
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