君は私が大嫌い

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「そんな事ない!!」 私は、勢いよくベッドから立ち上がり、倫と向き合った。 倫は、少し驚いたような表情。 「私は、いつだって倫が大好きで……!大好きで大好きで仕方なくて……!」 「……雪(ユキ)」 久々に呼んでくれた、私の下の名前。 すごく嬉しかったけど、私の口は止まる事はなかった。 「……前に、知らない男子に告白されて……。彼氏……倫がいるからって答えたら、『なんだそうなんだ。相手が桐谷じゃ俺は勝てねーや』って、諦めてくれたの。 その時、倫は私の自慢の彼氏だって、すごく実感出来て……! 倫の話になれば、だらし無いけど……自然と頬が緩んで笑顔になってたの……」  
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