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私は 頭で解っていても、全く解っていなかった
1人1人 全く違う1人の人間と、関わってきたと私は思っていた
言葉にしたら、それが 普通だけど 今の問題は それには 当てはまらない……
当てはめること自体、私は 間違っていたのかもしれない………
普通の友達関係では やっていけない
向こうは 血が繋がっていて、「家族」だった……
数日後――
カナの妹から 電話がかかってきた
私は 自分が不安定なのはわかっている……
カナの妹の名前が 携帯に表示されるのも、恐くなってきていた
そんな自分を隠すように、電話に明るく出る
私『どうしたー?』
カナ妹『…もしもし?……ちょっと 聞きたい事があって……。』
カナの妹の口調がちょっと冷たく感じる…
私『…うん。』
カナ妹『あのさ、この前から カナちゃんが家に電話してきてて 出てみたらね、落ち着いた感じで 謝ってきてくれた。』
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