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「ありがとう。本当に助かった」
そうして女の子に教室まで案内して貰った。
彼女は初等部から居るらしく学園の構造をある程度は把握しているらしい。
というか中等部からいきなり入ってくる人は少ないらしい。
フレアも勿論中等部からかとおもったら、初等部かららしい。
何故迷ったし。何故。
そして教室の扉に名前が書かれた貼り紙があり、自分の名前の書いてある教室を探すシステムだった。
教室の分け方は現実とそうかわらないようだ。
探すと、俺たち三人は同じクラスだった。
中等部一年Bクラスが俺たちのクラスだった。
「同じクラスみたいだな!
これからよろしくな!」
フレアはいつも音量がデカい。
「ああ、よろしく」
「ふん、仕方ないから付き合ってあげるわ。
また迷子になられたら授業が始まらないから」
彼女、ツンツンである。
「ていうか名前名乗ってなかったな。
俺はユージ・ロートスだ。よろしく」
名前を聞く前に自分から名乗る。常識らしいよ?
「ティナ・フォンベールよ。よろしく」
そうした後、クラスに入ると黒板に席は自分たちで勝手に決めろと書いてあった。
……適当な担任なのか、この学園自体が放任的なのか。
俺は廊下から遠い方の窓際一番後ろを取る。
隣にティナが座り、俺の前にフレアが座った
何だかんだで友達もできそうなので大変安心した。孤独とか辛い。
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