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そして、クラスで皆が席に着いた頃に、金髪ボサボサ、無精髭の先生とみられる人がやってきた。
「みんな席は決まったかい?
座っているからには決まったんだろうね。
さて、僕の名前はハリアと言います。よろしくね」
見た目のだらしなさに意外と陽気なテンションにこの人は適当な人だと予想した。
席を生徒に決めさせるのは、生徒同士の相性のためか、面倒だっただけか。
「さて、今日のうちにしておかないといけない事が有るんだよね。何だかわかる人いる?」
すると、前の方に座った一人が手を挙げて話しはじめた。
「魔装の作成ですか?」
「そうだね。君は初等部から上がってきた方の子だね。
そう、今日のうちに魔装の作成をしないといけないんだよね
じゃあ今から移動しよう」
そうして先生は中等部訓練場に俺たちを案内した。
どうして教室で作成しないのか?
それは作成の時に光が発生するし、状況によっては人に危害が加わる可能性があるからだ。
だから、単純に教室で一斉に作成すると窮屈ってだけで移動したわけではない。
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