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この後も煉と藍伽の「離して」と「やだ」の言い争いがしばらく続いた。
藍伽は抱き締められていて恥ずかしいというのと、あまりのしつこさからとうとう…
「わかったから!!」
と言ってしまった。
すると今までどんなに暴れても離してくれなかった手があっさりと緩む。
…しまった…口が滑った…。
そう思いながらゆっくり後ろを見ると、満面の笑みを浮かべている煉がいた。
「よし。じゃあ帰ろう!家どこ?」
「う~~……。」
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