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「あ~いっかちゃんっ!」
名前を呼ばれ、振り返る前に飛びつかれた。
「華織。」
「また断っちゃったの?さっきの人、結構かっこよかったのに。もったいな~い。
それと断り方に問題ない?」
そう言ってきたのは、幼馴染みで藍伽の‘唯一’の友人、葵華織(アオイ カオリ)。
他に友達と呼べるような人はいない。というか、そんな人を作るつもりもないからいらない…。
「あら、そうだった?顔見てなかった。」
「藍伽ちゃん、顔くらい見てあげようよ~。」
「面倒くさいじゃない。っていうか…華織、見てたの?」
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