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そんなこんなで次の日もまた男子に呼び出された。
…しかも2回も。
もちろん、いつものように断った。
もう、いい加減にしてよ…
私にそんなつもり全くないんだから。
と思いながら教室に戻って帰る準備をしていた時だった…
「佐野藍伽さん?」
突然後ろから名前を呼ばれて振り返ると、教室の入口のドアに一人の男子生徒が寄り掛かっていた。
背が高くスラッとしていて、茶色に染まった髪、左右の耳にはピアス。
その男はニコッと笑って藍伽に近付いて来る。
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