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「だが嘘じゃないんだなぁ」
……今心読まれた気がする。
薬を飲まされた事について父さんと一悶着あった後、
とりあえずはベッドで寝た。
「今日は厄日だわ」
☆
拓斗が深い眠りについている頃、拓斗の身体は徐々に変化してきていた。
鼻が犬やネコ特有の形になり、手足も関節が
反対になって2足歩行よりも4足歩行に適している形になった。
手は肉球に変わってしまい人間のような爪から少し尖っている爪にかわった。
変化が進んでいくにつれて身体全体が小さくなり、終える頃にはかなり小さくなってしまった。
そして変化が完全に終わり、しばらくたって拓斗はなにか感覚が違うことに気がついて目をさました
ん……もう夕方か……夜ご飯まで寝てようかな…………
ん?なんか尻の尾てい骨のあたりに違和感が....
拓斗は後ろから尻の近くを見てみると.....
そこには茶色い尻尾があった。
そして小麦色のような明るい茶色の毛で身体が覆われていた
「…………」
ぜ……全体を見るか……
近くの鏡を見てみると……
そこには、
ミニチュアダックスフンドが4つの足でたっていた。
どうやら犬になってしまったらしい
うん。これは夢だな。夢じゃないはずがない………………
なので
おもいっきり壁に体当たりをしてみた。(頬っぺたをつねろうとしたがつねれそうになかったため)
「キャワン!」(痛エェェ!)
!???
夢じゃないのか…………
しかも鳴き声発したような……
その頃父さんは。
そういえば小瓶の箱の底の奥に少しスペースがあった気がしたな。
逆さにして上下に振ると一枚の紙がダミーの板といっしょに落ちてきた。
んっと・・・・
――琉球の秘宝とも言われた変わる薬をお買い求め頂きありがとうございます。
――この薬をお飲み頂くことで身体の構成が変わって動物の姿を『永遠』に体験する事が出来ます。
――――寿命は人間と変わらない為、なった動物の寿命よりも変わってくるのでご注意下さい。
――最後に。
一回飲めば何回でも他の動物になれますが、触れた事がある動物にしかなれませんのでご注意下さい。
又、人になるには別の薬を飲まなければ戻れないので薬を飲む前にその薬をお買い求め頂くことを推奨します。
と言う内容が書かれていた。
父は叔父のイタズラのような物だと思っていた。
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