――――現実―――――

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    ばしゃっ   「きゃっ」   私は 頭から勢いよく 水をかぶる   『なにっ!?』   「あはははっ見事に水浸し~」 「うっわ~こいつ馬鹿じゃね~?」   一斉に 笑い声が 沸き上がる   「おいっお前のせいで、こっちも水跳ねただろっ」   …ああ   そうだった…   私は 今クラスのイジメに あっているんだった。   理由は 些細な事   友達だった 中井 優奈の好きな人が 言った言葉   「葉山って 綺麗な髪の毛だな」   って言っただけ なのに。   その日の放課後   「あんたって最低ね。私が どれだけ山口君 好きなのかを、知ってるくせに色目 使ってんじゃね~よっ」   「えっ?…ちが…」    ばちんっ   ガタガタッ   『え? 何?』   何がおきたか 少しの間わからなかった … ズキンと痛みだす 頬と体   私は平手うちを されて その勢いで 倒れたみたいだ その時 机に体を ぶつけたみたい   「…いた…い」   「許さないから」     そして 次の日から   クラス全員からのイジメが 発生した  
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